土木学会賞 吉田賞(論文部門) 受賞!! 
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遠藤裕丈研究員,田口史雄上席研究員,嶋田久俊前総括主任研究員              
平成20年度土木学会賞「吉田賞(論文部門)」を受賞

 
 耐寒材料チームの遠藤裕丈研究員,田口史雄上席研究員,嶋田久俊前総括主任研究員(現 寒地技術推進室総括主任研究員)は,平成20年度土木学会賞 吉田賞(論文部門)を受賞しました.

 受賞の対象となった論文は,平成20年9月発刊の土木学会論文集E(Vol.64,No.3)に登載された『10数年および約40年経過した北海道の港湾コンクリート構造物のスケーリング進行性評価』(著者:遠藤裕丈,田口史雄,嶋田久俊,星俊彦,太田利隆,佐伯昇,名和豊春)です.

 本論文では,スケーリング被害を受けている北海道内の6港8防波堤の上部天端部(28箇所)を対象に調査を実施し,現場で計測したデータを解析してスケーリングの進行予測モデルの構築および塩化物イオンの浸透性に及ぼすスケーリングの影響の評価を行っています.寒冷地におけるコンクリート構造物の耐久性照査体系の高度化に貢献するところが大きいと高く評価され,吉田賞に値する論文と認められました.

 授賞式は,平成21年5月29日に東京で開催された第95回土木学会通常総会において行われました.
 なお,同授賞式では,水災害・リスクマネジメント国際センター(ICHARM) 竹内邦良センター長が国連教育科文化機関(UNESCO)自然科学局アンドラス・ソロシナジー副局長と国際貢献賞を授与されております.
 
   受賞状況 受賞者
         授賞式の様子(各者一人ずつ紹介)               受賞した左から田口上席,遠藤研究員,嶋田前総括   


【吉田賞とは】 
 吉田賞は,日本のコンクリート技術の基礎を築かれた吉田徳次郎博士の生前のご功績を称え,コンクリートおよび鉄筋コンクリートの技術の進歩向上に寄与することを目的として,昭和36年に創設された学会賞で,コンクリートおよび鉄筋コンクリートならびにこれらに関連する優秀な業績,論文,工事等に対して授与される栄誉ある賞です.賞には,「研究業績部門」と「論文部門」があります.また,独創性と将来性に富む若手研究者に吉田研究奨励金(現在,吉田研究奨励賞)を贈る制度も付設されています.


【リンク】
 
土木学会ホームページの吉田賞受賞一覧のページはこちら

  土木学会ホームページの国際貢献賞受賞一覧のページはこちら , ICHARMのSpecial Topic のページはこちら


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