表面走査法によるコンクリートの凍害点検・診断マニュアル(案)
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 本マニュアル(案)は,寒地土木研究所耐寒材料チームが土木研究所第U期中期計画(平成18〜22年度)に実施した重点プロジェクト「土木施設の寒地耐久性に関する研究」,および,第V期中期計画(平成23〜27年度)に実施したプロジェクト研究「凍害の各種劣化形態が複合したコンクリート構造物の性能評価法の開発」を通じて得た成果の一つです.
 寒冷地における代表的なコンクリートの劣化である「凍害」の程度は,一般的に構造物からコアを採取し,分析することで評価されます.しかし,コア採取は構造物を損傷させる可能性があることや,広範囲にわたって調査を行うには,多大なコスト,時間,労力を要する等の課題もあります.
 この表面走査法は,日常的な管理の範囲で,凍害の程度を簡単かつ迅速に非破壊で把握することをねらいとしています.下記における調査や検討の際にお役に立てる技術です.
 ● 相対動弾性係数に相当する劣化の程度を非破壊で把握する
 ● 部材広範の凍害/ひび割れの発生形態を推定する
 ● 凍害調査に必要なコアの採取箇所を合理的に選定する
 多くの土木技術者の皆さまに活用していただき,土木構造物の調査・診断の効率化に貢献するため,ここにマニュアル(案)としてまとめ,ホームページに掲載するものです.

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@マニュアル(案)(PDF 2.54MB)
Aマニュアル(案)の解説(PDF 4.01MB)
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C計算プログラムの使い方(PDF 2.98MB)