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「寒冷地における鉄筋コンクリート用再生粗骨材の品質規格について」 |
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Q11 |
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塩分の影響を受けた再生骨材は、使用してはならないと説明にありましたが、一部の発表では、海砂を使用したコンクリートでも十分な耐久性や品質が確保されているので、塩分が含まれた再生骨材でも品質を確保できるのではないでしょうか? |
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A11 |
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講習会では、「塩分の影響を受けている再生骨材は、使用してはならない」ということではなく、「塩分の影響を受けていると考えられるコンクリート構造物を、コンクリート用再生骨材の原材料にしてはならない」というJISの考え方を説明しました。これは、再生骨材中の塩化物がコンクリートに与える悪影響を完全に確認出来ていないため、安全側に規定しているものです。従って、塩化物を含んだ骨材は一切使用出来ないということを意味しているのではありません。
本発表で示した再生粗骨材の品質規格を満足していれば、塩化物を含む再生粗骨材を使用したコンクリートであっても、品質を確保出来るものと考えられます。なお、具体的には再生粗骨材に含まれる塩化物量(NaCl換算値)として0.04%以下、再生粗骨材コンクリートの塩化物イオン量として0.30kg/m3以下が規定値となっています。 |
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