1.積雪寒冷地における再生粗骨材のプレキャストコンクリートへの利用拡大に関する研究
取り壊したコンクリートを再利用して作られる再生骨材は、現在、路盤材などに利用されていますが、再生骨材の利用拡大のため、プレキャストコンク
リート製品への適用が図られつつあります。しかしながら、再生骨材を用いたコンクリートは、乾燥収縮や、積雪寒冷地では、飛来塩分や凍結防止剤等による凍
害・塩害の複合劣化によるスケーリング抵抗性が十分に明らかとなっていないことから、現在、プレキャストコンクリート製品への適用範囲は縁石や排水桝など
の小型製品に限定されています。
この研究では、大型プレキャストコンクリート製品への再生骨材の適用について検証を行い、再生骨材の更なる利用促進を図ることを目的としています。