連続繊維シートによる橋脚の耐震補強箇所において,雨水や凍結融解の影響により施工後数年で,浮きやひび割れなどの変状が生じ,繊維部分が外部に露出するケースが確認されています. この研究では,連続繊維シートによる耐震補強効果を長期にわたって保持するため,表面保護工の剥落の原因推定,表面保護工の剥落防止のための材料選定や施工管理の提案,橋梁点検における合理的な点検手法の提案を実施することを目的としています.