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1) 耐久性 |
| 短繊維を混入した吹付けモルタルおよびコンクリートは、北海道のような積雪寒冷地においても十分な耐凍害性等の耐久性を持ったものを開発しています。また、塩分を通しにくく、補強材として鋼材を一切使用しないため塩害に対しても強い耐久性があります。 |
2)
経済性 |
| 特殊なセメントを用いないため、従来の種々の補修・補強工法に比較して施工コストが安価です。 |
3) 施工性 |
| ビニロン短繊維は、従来の鋼繊維よりも柔軟な材質であるため、施工時の安全性に優れています。 また、補強材として用いているAFRPメッシュは、しなやかな特性を有しているため複雑な形状にも追従可能であり、施工が容易です。 |
| 施工方法 |
| 【1】
コンクリート表面の処理 |
| | 既設コンクリート構造物表面の脆弱部の除去および吹付け材の付着性の向上を目的として、吹付け施工面を処理します。 |
| 【2】
アラミド繊維メッシュの配置 |
| | AFRPメッシュをモルタル製スペーサを介して配置し、ステンレス製のコンクリートアンカーを用いて固定します。 |
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【3】 短繊維混入モルタル・コンクリートの吹付け |
| | 短繊維混入モルタルもしくはコンクリートを吹付けて、表面をコテ仕上げし養生します。 |
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