セメント系先端材料の開発とその応用に関する研究
 
研究の概要 
   
   本研究では、コンクリートを高性能化させるため、コンクリートを構成するセメント等の材料について開発・改良を行うとともに、各種補強材と組み合わせたコンクリート等や補修・補強工法の開発を行うことにより、コンクリート構造物の長寿命化およびライフサイクルコストの低減を図ることを目的としています。
 
 
 全体成果と活用 
 
 
  
 
 
 
 研究内容の紹介 
 
  
1.セメントの成分を改良することでコンクリートの耐久性を向上させる研究
  セメントは主に、けい酸三石灰、けい酸二石灰、アルミン酸三石灰、鉄アルミン酸四石灰からできています。
 

 そのうち、コンクリートの長期にわたる強度に影響しているけい酸二石灰(「ビーライト」と呼ばれている)を改良したり、混和材と呼ばれる材料と組み合わせることでコンクリートの耐久性を向上させる研究をしています。

  
  
2.コンクリート構造物を補修・補強するための技術開発
  数多くのコンクリート構造物が建設されていますが、老朽化したものがふえてくることから補修・補強し、長く供用させることが重要となってきます。
  そこで、既設コンクリート構造物にアラミド繊維メッシュを張り付け、さらにその上から短繊維を混入することで粘り強さを増したコンクリートやモルタルを吹付ける補修・補強技術を開発しています。
 
   
    
   
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