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1. | 凍害や塩害によるコンクリートの劣化原因と対策に関する研究 |
| 北海道のような積雪寒冷地では、積雪等が昼間に溶け朝晩は凍結します。それと歩調を合わせるように、コンクリート中の水分も凍結による膨張と融解による収縮を繰り返し、有害なひび割れが生じるなどの凍害が発生します。 |
| また、沿岸に建設された鉄筋コンクリート構造物では、海水からの塩分が鉄筋の位置まで浸透し、塩分がある量を超えると鉄筋が腐食します。そして腐食した鉄筋のさびが膨張することでコンクリートに有害なひび割れを生じさせる塩害が発生します。 |
| さらに、それらの凍害と塩害が同時に発生する複合劣化と呼ばれる現象も生じます。 |
| それらの劣化を放っておくとコンクリート片がはく離・はく落したり構造物が耐えられる力が低下するなど重大な事故につながりかねません。 |
| そこで、それらの劣化原因を詳しく調査するとともに、新設構造物や既設構造物での劣化対策について研究しています。 |